及川雅貴と高橋圭二(ヤクルト)の比較
及川雅貴37の巻
昨年脇腹の違和感等でほぼファーム暮らしだったが、昨日久々に長いイニングの投球を見せてくれた
内容は予想以上にストレートが走っているように感じた
成績は 6回2/3 99球 5安打 10奪三振 2四球
侍JAPANの高橋圭二とまだ通算2勝の彼を比較するのはおこがましいが簡単に比較してみた
及川(4月9日の内容)
割 合 最 速 平 均
ストレート 38・3% 151 146・0
スライダー 33・3% 135 129・7
カーブ 19・1% 119 114・5
ツーシーム 9・0% 142 137・1
高橋(2022年の内容)
ストレート 55・3% 154 148・6
スライダー 20・9% 124 115・2
チェンジアップ18・7% 138 131・1
カットボール 3・0% 146 139・1
カーブ 2・1% 114 109・4
(高橋の内容は球速ドットコムより参考)
まず何が違うかってストレートの割合が違いすぎる
高橋は約55%を回転がいいストレートで押しまくっている
しかもストレートの被打率が・207と低いらしい
打者がストレートを待っても簡単に捉えられないストレートってこと
及川は1試合のみでなかなかデータ的に判別しにくいが40%弱がストレートで昨日安打された5安打中、球種はストレート2、スライダー1、カーブ1、ツーシーム1だった
2安打されたストレートはカウント2−2と追い込んでからの147キロとカーブがボールの後の2球目の145キロを完璧に打たれた二塁打
ファームの選手相手でもそこまで速さを感じていないかもしれないな・・・
平均球速の差は約3キロでも回転数や球持ちの良さ等いろんな要素が加味されたストレートを高橋は投げていることになる
及川も当然ストレートを磨かなといけない立場 年齢も4歳も若い
ただ今できることもあると思う
近くに良い見本がある 2年連続最多勝の青柳さんだ
彼は各球種をクイックで投げたりゆったり焦らして投げたり
昨日見た限りではランナー無しではセットから二段モーションでのみ投球している
時には勝負どころや主力相手にはクィック投法を織り交ぜてもいいかもしれない
投球術プラス球の強さ 近未来の及川雅貴に注目したい